TodaysArtに行ってきた。圧巻の体験だった。

  • Posted on: 2015年9月12日
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TodaysArtというイベントに行ってきた。
天王洲の倉庫でやっている現代アートの企画。
発祥はオランダらしい。非常にナウな感じ。
期待を胸に会場行ってみたら、良い意味で予想を2まわりくらい上回っていた。
純粋に素晴らしかった。

何が素晴らしかったか、心に残ったことをメモ的に残しておきます。

気鋭の表現者 NONOTAK

今回のイベントでとても素晴らしい作品とパフォーマンスを披露していたグループ。
生でパフォーマンスも見れました。

このユニットの表現手法はシンプル。
けれども作品がもたらす体験、没入感はスゴイ。
鑑賞者は作品へどんどん吸い込まれていく。

使われているのはプロジェクションマッピングという一般的な手法。
プロジェクターの台数も少ない。
しかし、「奥行き」がある。
カーテンのような光の透過と反射がいい具合の布に光を照射することで光に奥行きが与えられる。
布を重ねたり立体的に配置すると様々な幾何学的な図像が奥行きを持って描かれる。

音楽は実験的・生成的なサウンド。
リアルタイムに様々なパラメーターを動かしつつシーン展開をしていく。
ポピュラー・ミュージックではありえないような周波数帯域の音をガシガシ投げかけるものの非常に情緒的。

音も映像も「盛りすぎていない」のだけれど、世界観が明確で、鑑賞者を没入させる。
完成された表現のバランス感・統一感。

このユニットは男女の2人組(だからシルエットも非常にバランスがとれている…)。
ホームページ上でのポートフォリオを見る限り、他の作品もシンプルな表現ながら、深い美的体験を提供しているものに見える。
本当に美しい。
久々に同時代の芸術で強い美的感動をいただきました。。

シンプルな手法、圧倒的な体験

Plain Scape という作品も良かった。
こちらは、欧州を拠点とする若手作家4人のコラボ作品。

Plane Scape from Workspace on Vimeo.

この作品もプロジェクションマッピングの作品と言えそうだが、細い縦糸に照射することで面ではなく光のパーティクルのようになる。
さらにそのパーティクルを巧妙に、伸ばしたり移動させたりすることで鑑賞者は浮遊感や無重力感を感じる。
こうした体験は今まで感じたことが無い。
これは体験しないとわからないが、宇宙空間を移動している感覚。
手法はシンプルながら、得られる体験はスゴかった。

NONOTAKもそうだけど、表現の手法自体は既に一般化されつつあるプロジェクションマッピングの若干の応用であるが、その表現のバランス感覚によってもたらされる得難い体験を享受できる。
今までに感じたことがないという点では同時代のアートの中でも素晴らしく輝いていると思う。

悔やまれるのは、Kimchi & Chipsの大規模なインスタレーション作品が見れなかったこと。
会期中、時間があればまた足を運んで見に行きたい。

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