世界にドヤれる!ニッポンのマンガ、アニメ、ゲーム展

  • Posted on: 2015年7月2日
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展覧会名 ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム
会場 国立新美術館
開催期間 2015/6/24(Wed)-8/31(Mon)
主催 国立新美術館
企画 メディア・アート国際化推進委員会(国立新美術館、兵庫県立美術館、CG-ARTS協会)

開始早々行ってきました。
そこまで詳しいわけではないですが、日本のマンガ、アニメ、ゲームは確かに世界に対してドヤれる領域です。
(このテーマは英会話教室とかで外人講師に話すと結構盛り上がる。)

攻殻機動隊やサマーウォーズのリアリティあるSFの世界観の表現や、日本のゲームメーカーの映像美やインタラクションはとっても完成度が高く、私もその表現力の虜となりました。
まぁもちろんそうした気になるポイントもガッツリとりあげられており、完全にテンアゲ
以下、順を追って印象に残った展を記しておきます。

意欲的な章立て

本展覧会は「芸術」ではなく「エンターテイメント」として認知されたマンガ、ゲーム、アニメを章構成して組み立てられています。
(若干、斜に構えて言うと、メディア芸術祭からアート部門を抜いて、構成をガッツリ練った、という感じ笑。)
ただその構成はなかなか秀逸で、キャラに焦点をあてた章、ユーザーの参加の仕方に焦点をあてた章など、編集が意欲的でこれまでにない取り組みなのではと思います。

圧倒的テク

今更言うまでもないのですが、こうしたコンテンツを制作するスキルは非常に高い。
日本は職人の国、なんて表現されますが、現代の職人とはこうした領域に多くいるような気がします。
高精細のCG表現、絵コンテから定義される構図・カメラ位置、細かなメカやロボットなどの表現などなど、ものすごく丁寧で意匠の凝らされた技だと思います。

制作手順の紹介

最後に制作の流れの章があったのですが、これはアツかった。
・GANTZのCGレンダリングを用いた制作フロー
・グランツーリスモのリアルの車からCGへの落とし込みの過程
の紹介などがありました。

やはり制作手段はどんどん進化しているなと思いました。
具体的に作家の作業イメージがわき、見る側にも取り入れたくなることやアイディアの発見の助けとなるでしょう。
私はなりました。

最後に

おもしろかったです。
同時にこうした作品を生み出すクリエーターを心の底から応援したいです。

近年、文化庁は「メディア芸術」を注力領域としているようです。
このことは、文化庁予算平成27年度の予算資料で「メディア芸術の創造・発信」「メディア芸術の人材育成」という科目に、あわせて100億円弱が投じられていることからもわかります。
本企画はこの流れを組んだ企画だと思われます。
(「メディア芸術」の中に、エンタメではない「芸術」が含まれているかは気になりますが…)

一昔前、日本の主力は車や家電といったハードでしたが、昨今の対外的な優位性はこうした分野でしょう。
しかしながら日本のアニメーターの低賃金が社会問題となっており、構造的な歪みがある業界でもあります。
文化庁を中心に構造のポジティブな変化が現れると良いと思っています。
高い技能とクリエイティビティを持った作家が、世界中で受容され、経済的にも幸せになれることを祈ります。

参考

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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