Dirty Loopsがじわじわきている3つの理由

  • Posted on: 2014年5月28日
Pocket

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Dirty Loops


ここ数週間、もうはまっちゃってはまっちゃって業務中のBGMはもっぱらDirty Loopsな私、なまがつおです。
私は決してレコード会社の回し者ではなく(しがないIT業界のサラリーマン)、純粋な動機でこの記事を書きます。
彼らの音楽は本当にかっこいいと思います。

良いバンドと出会った感動もひとしお、彼らが日本でじわじわ人気を獲得している理由を分析したいと思い立ち筆をとった次第です。

とはいえ、日本ではすっかり音楽界イノベータ層にぐっさぐっさ刺さりまくって、キャズムなる溝もあったの?みたいな風で普及の勢いが止まらないようです。
基本情報については良い感じにまとめやWikiがあるので参考ください。

以下、Dirty Loopsがじわじわきている3つの理由(なまがつお調べ)です。

非常にテクい

※テクい:楽器の演奏技術が高いこと
ボーカル、キーボード、ドラム、ベース、どれもが人智を超えた神プレイです。
ボーカルはAdam LambertAdam Levinばりの音域と音程のコントロールがあり、しかもトリッキーなシンセパターンを弾きながら歌うという曲芸っぷり。
ベースはVictor WootenHadrian Fearudを喰わんばかりのもろだしの技巧。
ドラムはもろだしではないけど押し引きがあって聞いてて・見ていて非常に楽しめるスタイルです。

近年の日本でも、テクニック押しのバンドが人気を博しているように思えます。
例えばAndropRadwimpsとかその辺りはバンドの魅力は楽曲の良さはもちろんですが、バンドの純粋な演奏力や、技術に裏打ちされた独創的なアレンジも大きな魅力であるように思えます。

音楽や絵画などを含む芸術の領域では「技巧に頼ること」を時として蔑む傾向があることも事実です。
しかし、技巧があることは、一つの表現形式を突き詰めたいわば鍛錬の積み重ねでのみ得られる表現の強みであってその技術力自体にドラマ性を感じ感動を覚えます。

テクノやHipHopなど演奏技術不要の音楽が隆盛している昨今でなお、楽器のフィジカルな技術力が再評価されてきているような匂いを感じて嬉しい次第です。

どこかで聞いたことあるサウンド

どのバンドにも音楽のルーツはあると思います。
しかし彼らのサウンドの下地は明らかにJazz/Fusionです。
LAは耳障りの良い聴きやすいスムースフュージョンな要素あったり、Hadrian FeraudやJojo Mayorのような近年の人力超高速ブレイクビーツ系フュージョンの要素もあったり、スウェーデン出身だからかUZEBのような北っぽいFusionに近いかなと思いったり。
がしかし、「どのフュージョンに一番近いか」では、日本のフュージョンだと断言したいです。
スラップとかシンセの音がやっぱり…。

参考

スッキリの出演時でも「カシオペアをコピーしたい」とか「ぼくらの音楽は日本のシーンにあうと思うんだ」みたいなことを言っていたので、これは決定です。

多少なり日本のフュージョンにインスパイアされたバックグラウンドがあり、その音楽性の親和性から戦略的に日本の市場に持ち込んだということが推察できます。

レコード会社、販売店、それにマスメディアを巻き込んで、気合と予算を投じれる体制が整うことも頷けます。

なんだ、いいヤツか

表現者であり天才であるアーティスト達は、常人とは異なる考え持ち、異なった行動をとるような風潮があります。ポエマーになったり、アイドルきどったり、ヴィジュアルに凝ったり、言動がYAZAWA的になったりと、働くサラリーマンからみたら様子がおかしい感じになってしまっています。

しかし、彼らは普通にいいヤツっぽい。
彼らは言動も非常に落ち着いているし「おれアーティスト」みたいな態度やおかしな様子は一切なく、気さくで謙虚な姿勢を感じます。
ドラムのアーロンの少年のような笑顔も爽やかで好印象。
ミュージック・ビデオの節々の笑顔がもう好感をかきたてまくります。

以上、まとめると、

  • 演奏のぶっちぎった技術力
  • 日本が既に体験したサウンドに近いこと
  • アーティストっぽくないキャラクター

といった点に売れる要素を感じる次第です。
(YouTube発であることも興味深い要素なのですが、ここでは割愛しました。)もっともっと日本でライブしてアルバムだして荒稼ぎして欲しいと思いました。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

Pocket