これは聞いとけ!かっこ良すぎる現代のJazz名演10選

  • Posted on: 2013年4月7日
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piano
なまがつおがこれまでCDやYouTubeを漁る中で、「はわわっ神演奏!紹介すんべ!」と思ったジャズの演奏を淡々と貼っていきます。
ジャズ初心者でもわかりやすく、玄人にもクオリティを保証できるものをセレクトしました。

余談ですが、ジャズはアイディアを出すためのBGMとして優れているそうです。
ジャズ系の音楽と作業用BGMの関係について、時間管理の定番本『TIME HACKS!』の「TIME HACKS! 43 音楽はトランス系とジャズ系を用意する」という章で紹介されています。

注意です。
こういったジャズ系まとめのだいたいはマイルス・デイビスやビル・エバンスなどが鉄板であがります。
しかし古き良き神演奏やスタンダード曲は敢えてあげません。
ナウでヤングな世代ですから。

‘Seven Days Of Falling’/’Elevation of Love’ by Esbjörn Svensson Trio

スウェーデンのジャズトリオのE.S.T.こと、エスビョルン・スヴェンソン・トリオによる美しすぎる演奏。
音数は少なく、ミニマリズムの芸術を彷彿とさせるような高い美意識を感じます。
特にリズムがジャズ特有のゆらゆらする4ビートではなくシンプルな8ビートです。

1:20あたりになると曲が展開します。
エレキギターのような歪んだハウリングの音が雰囲気を変えます。
この音、ウッドベースのアルコで表現しているから驚きです。
このノイズ音が、ノイズがために芸術性の高さをさらにぐっとあげています。
美しい。

‘Deep into the Night’ by 上原ひろみ

日本代表、上原ひろみによるエモすぎる演奏。
彼女の楽曲はプログレッシブで技術的には非常にテクニカルです。
しかし、テクニック面よりも楽曲に滾るようなドラマ性があるからこそ人気なのでしょう。
感情をストレートに表現する彼女の弾き方と相まって、この曲は聴くものの心も大きく揺さぶります。
4人のシナジーも感じる一体感のある演奏です。
この曲、この演奏こそ「エモい」と形容されるべきです。
ピアノソロ開けの4:45から大サビに入り、ベースソロに入る瞬間がとても、エモい!
「元気が出るピアノ」のキャッチコピーもうなずけます。

‘Lone Jack’ by Pat Metheny Trio

ギターレジェンド、パット・メセニーよる狂気じみた演奏。
BPM300を優に超える、鬼気迫るような演奏。
のっけからアントニオ・サンチェスの鬼スピードのドラムから入ります。
聞いているこちらも手に汗を握ります。
まさに…

神々の遊び。

メセニー神のソロは言わずもがなの流麗な展開なのですが、
3:20からのサンチェス神のドラム・ソロがすごい。
タイムをメンバーと共有しながら、緩急を大胆につけます。
張り詰めたやり取りにこちらもハラハラ…。
(サンチェス神の渋いお顔にも注目。)
けどやはりプロ中のプロ、最後はバシッと决めてテーマに戻ります。

‘Ritournelle’ by Gregory Privat

グレゴリー・プレヴァーによるお洒落すぎる演奏。
ピアノが音割れしているようにも聞こえるますが、曲の世界観にあっています。
ソプラノ・サックスとベースが絡むテーマが秀逸。
ソプラノ・サックスとピアノが綺麗な曲ですが、加えてリズム・セクションも豪華。
ベースに技巧派の貴公子アドリアン・フェローさま。
彼の楽器には手元と顔を映すカメラがついています。イケメンだからか?

ドラムを担当するのはマーク・ジュリアーノ。
口径の小さめのドラムと独特のプレーフォームが特徴です。
自由で靭やかなリズムの中に、心地良いグルーヴのツボが抑えられているので聞いていて非常に気持ち良い。

‘Strasbourg St. Denis’ by Roy Hargrove Quintet

ファンキージャジーなロイ・ハーグローヴによるストリートな演奏。
ロイ・ハーグローヴは、トラディショナルなジャズからファンクやヒップホップまで、幅広くセンスフルにこなすトランペット奏者です。
その上、楽器演奏だけでなくコンポーズやサウンドメイクまでしちゃう才気の溢れっぷり。
濃厚なブラックミュージックバンドのRHファクターでの活動が有名です。
この動画は、彼のトラディショナル・ジャズな要素とファンキーな要素がバランスのとれた演奏です。
アルト・サックスと2管のテーマがダンサブルで素敵です。

弦をミュートしながら弾くピアノ・ソロも秀逸です。
そのバックでリズムを刻むドラムとベースは完全にファンクです。
それぞれのソロ後の盛り上がりすぎて収集つかなくなる感じも素敵です。

‘The Wind Cries Mary’ by Jamie Cullum

ジャズ界の貴公子ジェイミー・カラムによるめちゃくちゃ楽しそうな演奏。
0:10 ピアノをポコポコ叩く。
1:40 素手で弦をミュートして弾く。
3:40 ジェイミー「歌えよ」 ドラム「とぅるるとぅるるー(苦笑)」のやり取り。
自由だ。

ジャズの自由さをのびのびと表現していてとても素敵です。
聞いているこちらも楽しくなります。
貴公子と呼ばれた彼も、どこかぽちゃぽちゃしてきたのも共感度アップ!
等身大系ジャズと呼びたい。

‘Handsonit by Avishai Cohen Trio & Bohuslän Big Band

イスラエル出身のベーシスト、アヴィシャイ・コーエンによる緻密に構築された演奏。
32部音符のテクニカルでスピーディな前半部と伸びやかでピースフルな後半部の2つでテーマが構成されています。
伸びやか部分行くときの展開がとても素敵です。
アヴィシャイ・コーエンの音楽は中近東の民族音楽が背景にあります。
彼の楽曲は、エキゾチックなサウンドや、難解な変拍子が特徴です。
しかし、不思議系サウンドなのにどこかノスタルジックに感じるからさらに不思議です。
そしてドラムは、また登場のマーク・ジュリアーノ。

‘Precious’ by Esperanza Spalding

最後は美しすぎるベース&ボーカル、エスペランサ・スポルディングによる天使すぎる演奏を紹介します。
華奢で整った顔立ち。安定していながらも歌うベースライン。高くのびやかな歌声はまさに天使。
で、ここからがもっとすごい。
16歳で高校卒業、20歳でバークリー音楽院を卒業、そして同年最年少講師に就任。
音楽の超エリートです。
(しかしその裏には資金的な困窮などがあったよう。Wikipediaにそのあたりも非常に詳しく書いてあります。
どこをとっても大抵のプロミュージシャンの斜め上をいっております。

そして、この曲の詞がまた…。
愛や理想を求めすぎる男子の付き合い方を批判する曲です。

You always wanted something more from my body
And said you wanted more from my loving
But all you got was all I can be
I’m sorry if I let you down
But I’m not gonna sit around and waste my precious divine energy
trying to explain and being ashamed of what you think is wrong
(copyright Esperanza Spalding Buntz Music ASCAP)

あなたはワタシに求め過ぎなのよ。がっかりさせてたとしたらごめん、けどワタシのできる全てなの。
今は、(別れることに)凹んでもいられないし、弁解とかそういうゴタゴタに大切なエネルギーを使いたくない。

楽曲のサウンドと詞と、彼女のパーソナリティ、どれをとっても魅力ある女性です。
理想求める系男子にならないように気をつけます。(20代独身 なまがつお(仮名))

以上、いかがだったでしょうか。
そういえばタイトルで「10選」としましたが、これウソですね。
8つしかあげてないですが、読者さまの寛大な御心を信じてしれっと流しました。

それと、下記のまとめが個人的にものすごくツボだったのでこの機会に併せて共有。

まとめてくださった方に感謝。
良い音楽があったら随時なまがつおに教えて下さいませ。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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